海尊(清悦仙人)

祭神は天之御中主神天照大神・月読神の日月星の三光神、興味深いのは併祀の常陸海尊(清悦仙人)。

常陸海尊源義経の家来として「義経記」などにでてくる伝説的人物だが、なんと仙人として生き延びて伊達政宗に呼ばれ、当時のことを語ったというからすごい(仙台藩に関わりのある人物が清悦仙人の話を寛永六年(1629)にまとめた『清悦物語』というのがあるとのこと)。江戸時代には残夢と名乗り、天海に会ったとも林羅山の『本朝神社考』に記されるとのこと。荒唐無稽な話だが東北・関東・北陸に伝説が分布し、その背景に神官・山伏があるとされるが(『日本民俗大辞典』)、なぜ青麻神社に祀られたのか興味深い。
清悦物語http://www.st.rim.or.jp/~success/seietsu.html
昨年の青麻神楽http://f.hatena.ne.jp/tenti/20050505185532