2012-01-01から1年間の記事一覧

2012年の感動─祭・芸能の復興とともに

今年は、東北太平洋岸の各地域で「地獄」のような事態から、祭礼・民俗芸能(伝統芸能)とともに見事に蘇りつつある人々に元氣をいただいたこと、心から感謝申し上げます。来年もできうれば応援と記録を撮りにおうかがいしたいと思います。 名振の「おめつき…

2012年大晦日─南相馬・紅白・祭礼

‘笑って生きましょ’(名取市閖上日和山2012.3.31) 今年も紅白歌合戦がはじまりました (「螺旋海岸」こと北釜から) 2012年のわたしの締めくくりは、浜沿いに南相馬までの小旅でした。 南相馬市原町区下渋佐の浜で再建された八坂神社に出会いました。 http:…

南相馬市観音堂石仏からいわき市安波大杉神社

国指定史跡「大悲山石仏」のうち「観音堂石仏」の現状。 道は震災の亀裂が入ったままでした。 旧警戒区域に含まれる「観音堂石仏」の入口。瀟洒な家にも人の気配はありませんでした。 (福島県南相馬市小高区泉沢) [家を修築?していた地元の方との会話] こ…

青麻神社2013年カレンダー

青麻神社(仙台市宮城野区岩切青麻山)の2013年カレンダーに榊流青麻神楽(仙台市無形民俗文化財)と3.11津波に耐えた川口神社の「青麻三光宮石碑」写真が採用されました。光栄です。 青麻神社様は「正月のご祈祷をうけられた方にお上げしております」とのこ…

イヴへ

朝のひょうたん池 白鳥と ごめんなさい おみやげを忘れて.. おっ 朝日のパワー!

復活!福島美術館─震災を乗り越えて

(仙台・福島美術館にて) 東日本大震災で大きな被害を受け、休館していた福島美術館(仙台市若林区土樋)が全国の支援を受けて19日、約1年9カ月ぶりに再開館いたしました。 企画第1弾として、縁起物にちなんだ掛け軸などを集めた「震災復興『めでた掛け…

きになるサンタの公園からメディアテーク

仕事帰りに、「きになるサンタの公園」こと勾当台公園から歩いてみる ご贔屓のせんだいメディアテーク前 おすすめ 志賀理江子さんの「螺旋海岸」..入場料100円の字は大きすぎ もう一つのおすすめは、市民図書館での読書 光の中で

「希望」を選ぶ

(仙台 光のページェント) 明日は衆議院総選挙 3.11以前よりよき東北を創っていくひと 現政権の前からの歴史を冷静に観て「希望」を選びたい。 (光のページェント2012 せんだいメディアテーク)

「氷河期の人類─石器と遺跡から見る仙台と韓国光州」展

(展示パネルより) 仙台と韓国光州広域市との国際姉妹都市提携10周年を記念 氷河期の人類─石器と遺跡から見る仙台と韓国光州」展(地底の森ミュージアム) 展示の趣旨:近年、朝鮮半島での発掘調査の進展により約2万〜2万5千年前の遺跡から出土する石器の…

赤坂憲雄「震災論Ⅱ」から

http://homepage2.nifty.com/araemishi/index.html 『仙台学 vol.14』 (釜石まつり 2012.10.20)「いつしか思うようになった。 わたしたちに可能なのはただ、 子どもたちのために何をなすべきか、 それを執念深く考え続けることだ、と」 (「それは生存の条件…

3.11から1年9か月─南三陸町にて

(南三陸町2012.12) ‘親の背中を見て育ったこどもたちにこの背中を見せる’ ‘父のパン復活 次代へバトンをわたす’ 南三陸町きりこ 「南三陸さんさん商店街」への道 由緒ある寺の麓は津波にさらわれました 南三陸に出かけるときは防災対策庁舎で合掌するのが…

贈「奉一切有為法躍供養」拓本掛軸─黒き鹿

「奉一切有為法躍供養也敬白」 行山流水戸辺鹿子躍保存会様(南三陸町)に拙拓本の掛軸を贈呈いたしました。 コンクリートの突起で穴だらけの拓本を有隣堂さんに修復していただきました。二日間だけ自宅床の間に掛けさしていただきました..二日目の夜 夜中に目…

お勧め本─『この国はどこで間違えたのか─沖縄と福島から見えた日本』

この国はどこで間違えたのか ~沖縄と福島から見えた日本~ アマゾン説明「沖縄本土復帰40年、福島第一原発稼動40年。高度経済成長の裏面に横たわる中央と地方の歪な主従関を硬派論客が語り尽くす。」 開沼博: 「06年から福島に入って研究していて(中略) (マ…

黄葉のグイマツと空─晩秋の氷河期の森

今日はグイマツの黄葉と空に拍手! 曇っても グイマツ 輝けり (「氷河期の森」にて)http://www.city.sendai.jp/kyouiku/chiteinomori/guide/exhibition03/index.html http://had0.big.ous.ac.jp/plantsdic/gymnospermae/pinaceae/guimatsu/guimatsu1.htm

みちのく鬼めぐり・入間田宣夫「北から生まれた中世のかたち」

東北歴史博物館特別展「みちのく鬼めぐり」 図録のご挨拶「人々の多様な生活の中から生み出された多様な鬼のあり方から 東北地方を再発見するきっかけにしたいと考えております。」 最初の展示が鬼ラベルの酒瓶が並んでいるのに驚きました。図録はこれからの…

志賀理江子「螺旋海岸」から北釜へ

志賀理江子さん「螺旋海岸」(せんだいメディアテーク) 志賀理江子 螺旋海岸|Lieko Shiga RASENKAIGAN せんだいメディアテーク 仕事帰りに 見てみよう.当然、撮影は禁止。。暗い中に林立する海岸のイメージ 広い暗い空間の中の隅にひと・人形!.. 怖いので…

「東日本大震災との戦い」(仙台駅)

仙台駅を通ると「東日本大震災との戦い」!.. 「釜石の奇跡」と呼ばれる釜石東中の避難の映像が紹介されているようだ。 東日本大震災映像「三陸の奇跡と命の道」 大津波にも落ちなかった「二十一橋」.. 道路の「復旧」 たくさんの人が足を止めて見入っていま…

臼澤みさきさん・森光子さん

(TBSTV) 森光子さん(92)のご冥福を祈り、臼澤みさきさん(大槌町)の有線放送新人賞を祝します。偶然見たテレビに吉報と悲報が重なりました。 http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20121115_3 「東日本大震災と民俗芸能」のお薦め情報 - JIEN…

南三陸町の今─1年8か月

(グーグルアース) 南三陸町は土台の撤去中 「存在の証」の切子風の塔が各所に.. 防災対策庁舎付近 (クリック→SMLクリックでグーグルアース) 志津川細浦 観音様は残ったが.. 徳性寺付近 本堂は倒壊撤去 庫裡修復成る 南三陸町から愛と死と希望をみつめて 海に開いた…

東北学院大学文化財レスキュー展inメディアテーク

やったね! 入場者2000人突破 人が日増しに増えてきたとのこと。 しかも来場者と学生・先生の語らいがある。 今日で終わりとは惜しい 惜しい・・ 定禅寺通りのケヤキは紅葉中 K先生と学生の皆様 おつかれさまでした。東北学院大学文化財レスキュー展in仙台 牡…

東北学院大学文化財レスキュー展in仙台 牡鹿半島のくらしを未来に伝

せんだいメディアテークに突如 産まれた不思議な空間は.. レスキューされた「牡鹿の暮らしの歴史を語るモノ」「東日本大震災後の昨年6月から、東北学院大学博物館では、石巻文化センター所管の「石巻市鮎川収蔵庫」に保管されていて被災した文化財を、被災地…

喪 H.S君を偲ぶ

(阿弥陀三尊石塔婆 光遍く照らす)君は、焦げつく夏の大地に歴史を掘りつづけ 土凍てつく風強き冬にも優しい笑顔を魅せた仲良き仲間に 予期せぬ危機が来て..苦労を共にしたH.S君が お亡くなりになった。ご恩に深く感謝して、ご冥福を祈念す。

基準値超放射性セシウム

長年、愛読している河北新報にこのごろ小さく載る「放射性セシウム基準値超検出」の記事が続くのが気になる。なぜ今頃めだってくるのか。 (河北新報より切り貼り)

過去に学ぶ防災─日本文化財科学会

(松本秀明氏の発表) 仙台市の東北大学川内萩ホールで行われた「過去に学ぶ防災─文化遺産と科学」(日本文化財科学会)は、参加者はあまり多くなかったのは残念であったが、各発表は東日本大震災後の防災に役立つ学問を示した有意義な大会であった。 個人的に…

「東日本大震災と民俗芸能」のお薦め情報

●三陸復興カレンダー 三陸復興カレンダー2013(SAVE IWATE(セーブ イワテ))が発行されました。 昨年にも増して素晴らしいです! 岩手の豊かな民俗(郷土)芸能が震災からの復興の心の支えになっていることがよくわかります。 鹿子踊りのお子さんの笑顔を表…

釜石まつり2012─曳き船祭・虎舞F

(東前 七福神) 曳き船まつり 晴天の海 鎮魂と感謝の祭り 虎舞フェスティバル会場(東前) 屋台の後ろの建物は津波の痕が痛々しい。 虎舞フェスはこどもたちからはじまる 佐比代虎舞(青森県八戸) こどもたちがカミのように虎をならす明るい虎舞 虎にかん…

野蒜築港跡の今

東松島市浜市付近 東松島市史跡野蒜築港跡(野蒜築港中央公園跡)標柱 合掌「野蒜築港については、きちんとした研究の蓄積がなく、いまなお幻のヴェールに包まれている感がある。(中略)じつはこのたびの東日本大震災によって、野蒜築港にかかわる、わずかに…

災害の考古学─仙台の遺跡から(地底の森ミュージアム)

(869年貞観大地震に襲われた多賀城南北大路付近 イメージ画) 流光が昼のように空を多い照らした その直後、人民は叫び呼び、伏して起き上がることもできない あるいは家屋が倒れて、その下で圧死したり、 あるいは地面が裂けて、その中に埋まって死んでし…

3.11から1年7ヵ月の日に読んでいる本

「忘れそうな心」にくさびを打ち込む本。 この1年7ヵ月とはなんだったのか、これからどうするのがベストか。このことを考えるために今読みつつある二冊の有益な本を紹介します。 津波のまちに生きて 父母の思い出の話からはじまる川島秀一さん(3.11当時気仙…

上町法印神楽─まめからさん

(上町法印神楽 稲荷神の御前で奉納の舞) 登米市豊里、稲荷神社祭典“まめからさん”に上町法印神楽を久しぶりに観る。 今年は東日本大震災で痛んだ社殿の修復が成り、そのお祝いを込めた祭典とのこと。 旧北上川をはさんで寺崎、上町という法印神楽の雄が在る…