2006-06-01から1ヶ月間の記事一覧

和泉式部歌塚伝説と宝篋印塔

一条天皇の中宮彰子とともに登ってきた(女人禁制ではなかったか)和泉式部に会おうとしない性空に「暗きより暗き道にぞ入りぬべき 遥かに照らせ山の端の月」と詠んで性空に会えたという伝承がある。しかし実際は中宮彰子の参詣は確認されていないし、この歌は…

生木の如意輪

ここで念願の767年ぶり(寺パンフによると)!の公開という如意輪観音像を拝む(拝観最終日!)。端正な美しい小像(高さ19.8㎝)であった。精緻な切金文様も美しい。 姫路観光協会のトピックスなどによると早稲田大学と県立歴史博物館の調査ではサクラ材一木造の…

書写山に登る

「西の比叡山」とも云われる霊場。朝7時半麓に到着、ロープウェイを使わずに登ることとする。 如意輪寺 後方の山が書写山 「書寫山領 守護使不入」に中世にタイムスリップした思い。聖域の予感。 応永五年(1398)から明治まで女人禁制のため女性は麓のこの女…

性空上人聖跡

書写山円教寺は「性空上人聖跡 不断法花経転読の霊場」と鎌倉時代の史書『吾妻鏡』に記され、弘安十年(1287)には一遍が訪れて本尊を拝した。『一遍上人絵伝』によると寺の縁起には天人が紅桜の木を礼して「生木の如意輪、能く有情福寿の願を満たす。また往生…

書寫山圓教寺への旅

わたしの好きなノリウツギ

とくに 青空の 糊空木 (地底の森ミュージアム芝生広場にて) 午後2時40分の新幹線に乗る。村上春樹のミステリアスな小説『海辺のカフカ』(上)を一気に読み切ったのが9時過ぎの姫路駅。海辺のカフカ (上) (新潮文庫)作者: 村上春樹出版社/メーカー: 新潮社発売…

糊空木の蜘蛛

28年ぶり再会 言葉にならない..いろんな意味で... 英男さん「母さん、そう、僕が末っ子だよ。亡くなったとばかり思っていたのに。元気な姿を見られてうれしい」 母・崔桂月(チェ・ゲウォル)さん「アイゴー、アイゴー。もう死んでもいい」 姉・金英子(キム…

草蜻蛉

!? ホザキシモツケに あのクサカゲロウだった ピント ポケッちゃったがいいか... 英名lacewing-files レースの翅とはいい名。 別名aphis-lions アブラムシのライオン(油虫の天敵)とはたくましい。でも触ると臭いので「臭蜻蛉」説もある。その卵「うどんげの…

空海の曼荼羅

安藤礼二さんの下記の文を読んで、安易に「曼荼羅」という言葉を用いるのは恥ずかしくなりましたが「華」「生命の海」との関わりでお許しください(6月15日「空海の誕生」もご覧ください)。 「ことば─共振し、触発しあう人間の声、五大の響き、十界の言語、六…

今日の曼陀羅

池に浮かぶ羽一つ カノコガ 鹿子蛾 今年も会えましたね お名前は... クワの実 ネジバナ咲き始め ヒヨドリソウにはハッ チガヤは舞い きのこの裏にはとまどいつつ ヒツジグサの いる「氷河期の森」 生きとし生けるものの曼荼羅 ◎公式HP http://www.city.senda…

生きもの曼荼羅

蛍袋 糊空木 イトトンボ ニワゼキショウがこうなった。kubitaoruさんありがとうございました! サンカクイ? 三角藺 クロマメノキ 黒豆木 (氷河期の森にて) おはようの木 クサカゲロウ http://www11.big.or.jp/~magmell/science/watch10.html今日のテレビは…

1-4 日本決勝T進出ならず

ドイツW杯ブラジル戦 ブラジルの猛攻にも川口の好セーブ、そして前半34分三都主のパスから玉田圭司、先制ゴール!早起きの甲斐があったと思ったが、ロスタイムに1点取られてからが悪夢。結果は実力差。王者ブラジルの実力 チーム力×個人力 ロナウド...ジー…

紫陽花

あじさい 額アジサイ (江戸城にて) 皇居東御苑平川門 天変地異 西方浄土 不安と希望と 明日のことはわからない

蜻蛉

今年 はじめて トンボを近くで写すことができた。 なに糸とんぼ だっけ?

美術史家が見たダ・ヴィンチ・コード

ダ・ヴィンチ・コード ヴィジュアル愛蔵版作者: ダン・ブラウン,越前敏弥出版社/メーカー: 角川書店発売日: 2005/09/01メディア: 単行本 クリック: 4回この商品を含むブログ (112件) を見る 芸術新潮 2006年 06月号 [雑誌]出版社/メーカー: 新潮社発売日: 20…

ドイツW杯クロアチア戦の日

市民図書館に行くと、メディアテークで大越和加さんのECOライフトーク「地球温暖化を考える─南極からのメッセージ─」をやっていた。ちゃんと聞きたかったがちょっとだけ美しい写真を見て聞いて、時間なく帰る。残念。 梅雨のケヤキ

梅雨晴れ

(氷河期の森にて) 青き異人が 舞い降りて 汗ばむはらから

小さき花

茜葎 アカネムグラ アカネ科アカネ属 北海道から東北地方に生える。 もっと小さき花 スケール1mm 花の名前おしえてください。 アカネムグラにスケール入れると 「ミクリから実栗へ」って感じ。 野花菖蒲もふっくらと。

溝蕎麦

図鑑で見るミゾソバより可憐だけど、決め手の葉っぱは「うしのひたい」なのでいいかな。その葉がソバに似ていることからの命名という。色や形が愛らしい。タデ科イヌタデ科 小川や湖岸に生える。

母なる空海

もっとも、私としては全国に拡がる弘法大師信仰はこのような高等な世界ではなく、最も実効性のある救済とプロパガンダがなければ成立し難いものと思う。その点、五来重が仏教民俗学の視点から、空海が京都に本拠を持つ官度僧学侶と高野山開創から支えてきた…

空海の夢

わたくし的には、マルチ読書人・「世界」を編集する人、松岡正剛の『空海の夢』という素敵な書名の、「空海の計画がどのように今日にリンクしうるか」という視点から書かれた本を読んで、空海ははじめて、すごいと思った。例えば「自身をインドラ・ネットワ…

空海の誕生

空海(774-835年)は旧暦の6月15日が誕生日ともいわれている。1200年も前の平安時代後期の僧。日本のダヴィンチと云われるほどの天才というので真言宗のお坊さんの本をいくつか読んだが、真言宗にとってはえらい人としか分からなかった。一方、空海を迷信の権…

野花菖蒲

ノハナショウブ咲く。ハナショウブの原種。アヤメ科アヤメ属。湿地に多い。本州の他、朝鮮・中国北部に生える。 これも有毒のため、牛馬に食べられることなく繁茂するとのこと。 ノリウツギ(写真は装飾花の部分)咲く。ユキノシタ科アジサイ属。 本州の他、千…

美しきものに毒が

きれいな花の名を知りたくて→教えていただいたのは毒芹 ドクゼリ(セリ科)。そして、あるネットには「全身に毒があり、さわらないで」とありました! 芹と間違えて二本食べて死んだ例があるそうです... 私はシシウドと間違えました。 この葉の形が決め手でし…

梅雨に咲く未草

また、雨か...と 池をみると!ヒツジグサ 未の刻(1から3時ころ)に咲くことに由来するが実際は昼前に咲き、夕方に閉じる。 スイレン科で唯一の日本原産という。北海道から九州の池沼に生える。 ◎杜美さん 咲きましたよ。 (氷河期の森にて)

梅雨の晴れ間

梅雨の晴れ間 紅い花のマユミ 真弓 (氷河期の森にて)

怨みと仏陀

「じつにこの世においては、怨みにたいして怨みを返すならば、ついに怨みの鎮まることがない。 怨みを捨ててこそ鎮まる。 これは普遍的真理である」とのブッダの言葉(法句経)を思い出す。これを解説して、スマナサーラ長老は「自分が怒りで汚れてしまえば自…

梅雨入り

東北南部が梅雨入り。秋田県藤里町米山豪憲君殺害の動機不明な奇怪な事件。ある被害者の親族の「殺してやりたい」的発言。米軍・イラク軍、香田証生さん殺害にも関与したとされるテロの指導者ザルカウィ殺害「成功」、その爆撃現場では女性・こどもの死体。…

黒花狼牙

これはクロバナロウゲでした。がく先端の形の違いは個体差か? 「黒花狼牙」とはかっこよい。 北海道、東北、尾瀬、日光などの山地〜高山帯の湿地に群生する多年草とのこと。(氷河期の森にて)

コレクション・本物を使った教育

「スミソニアン自然史博物館における展示制作・教育プログラム開発の実情─博物館学・学芸員のための特別講演会─」という長い題の講演会(東北大学総合学術博物館主催)を聞きに行く。18の博物館と9の研究機関からなる世界最大の博物館。予算600億!?+寄付金 …