死者に教えてもらう「人体」展

今、宮城県の一番人気の展覧会「人体の不思議展」(会場:自然史博物館) 
昨日で入場者5万人を突破したとのことだが、平日は少しは空いていると思って、中に入ると老若男女、家族連れの波であった。特に高校生・大学生・OLの女性(二人連れが多い)が目だった。こういうのが生理的に受けつけない人にはお勧めできないが、色んな見方が可能。人体標本(死体)150余点!がさまざまな系統・部位ごとに並び、ポーズをとっているものもある。スライスにはどんな意味があるのだろう。触れる人体標本(もちろん本物)コーナーでは微笑みながら各部位の感触を確かめている若い女性が印象に残った。
こちらはふだん腰が痛いので、そこはどうなっているのだろうと思って眼をこらしたが赤い繊維の束しか分からなかった。男の子兄弟はクスクス笑いして母親にたしなめられり、言葉少なく足早に通り過ぎるカップル。各器官を確認して廻る医学生?たち。女性二人はA“なぜ男の人ばかりなの”B... “きれいなサンゴ”と赤い臓器模型を指さす女の子。まじまじと見つめるおじさん...赤ちゃんを抱いたお母さんが眺める先に赤ちゃんの...さまざな反応が見られた。人体への関心が強いのだろう。標本になってくれた人々のさまざな人生に思いを馳せようとしたが...
人体提供者(献体)にはお礼の気持ちを届けたい... 
ここは恐竜骨格を見れる貴重な博物館でもあった。こちらに関心のある男の子も多かった。
医学的な内容は2500円の図録に詳しいのだろうか? 持ち合わせがなくが買えずに帰って、検索してみるとブログ検索では洪水のような数の感想や関連記事(例えばヤフーのブログ検索27日(木)1日分で23件)が書かれており社会現象化の様相。「嫌がる彼を連れて」パターンが多いのは男と女の違いか?
⇒男女の感じ方の差『ケータイAlternative』よりhttp://mita.cocolog-nifty.com/mita/2004/06/post_4.html
下記に基本的な情報や気になる情報を載せます。なお、プラストミック標本の原理は水分や脂肪をシリコンで置き換える方法なので基本的には2万年前の森の跡(樹木)などを保存公開している仙台市富沢遺跡保存館(地底の森ミュージアム)と同じ。
友人は“あの眼は義眼”だと言うがほんとうだろうか?
(主催:河北新報社東北放送・斎藤報恩会・日本アナトミー研究所 ※自然史博物館は仙台プラザホテルの隣り) 
後援: 宮城県仙台市日本赤十字社/日本医学会/日本医師会/日本歯科医学会日本歯科医師会日本看護協会宮城県教育委員会仙台市教育委員会/宮城県医師会/宮城県歯科医師会/宮城県看護協会/仙台市医師会仙台歯科医師会 )。
・公式サイトhttp://www.jintai.co.jp/hyouhon/hyouhon.html
・取材記事http://allabout.co.jp/children/infanteducation/closeup/CU20020821A/
・医療者の立場からのブログhttp://homepage2.nifty.com/treknz/diary_031101_human_body.html
・気になったtama2さんのブログhttp://d.hatena.ne.jp/tama2/20060725
 これを見てしまうと動揺せざるを得ない。とりあえず副題を「死者に教えてもらう「人体」展」とした...
・参考DVD http://www.dex-et.jp/Ncontents/dvd/dex_dvd0053.htm