松島寺の柏槇


700年の時を生きてきたビャクシン(イブキ ヒノキ科の常緑針葉樹)。
幹の周囲1.8m、高さ3m、枝は東西9m南北7.6mに拡がっています(説明板より)。樹齢の割りに意外と小ぶりですが年月の重みを感じさせねよく手入れがされています。
その柏槙が立つ円通院前の通りは瑞巌寺の前身松島円福寺の中心軸といわれています。なぜなら兄貴分の鎌倉建長寺にも開山中国僧の蘭渓道隆の植えたと伝えられるビャクシンがあり、円福寺の開山(もしくは二世)も蘭渓道隆(大覚禅師)という強いつながりがあるからです。13世紀の中頃、円福寺北条時頼により天台宗から臨済宗に改宗させられ、将軍家の御祈祷所として隆盛を誇っていたのです(入間田宣夫「松島寺の柏槇」『瑞巌寺年報10』)
建長寺のビャクシン
http://www.geocities.jp/ir5o_kjmt2/kigi/byakken.htm
http://www.kyoboku.com/47/kanagawa/kencho.html