幻想を超えて


 (7時近くに届いた河北新報 一晩での機動力に感心しながらのお勧め本)
スペイン優勝のサッカーW杯予言全て的中のタコの「パウル」君はすごい! というのも幻想だろうか。第22回参議院選挙「民主大敗 44議席に」の朝、【菅さんの失敗】をみて「思ったことはすぐいわず、いったんおいて」(感情を鎮めてから)というスマナサーラ長老の戒めを思う。

現代人の「妄想だらけ」を破れと説くその長老が、その名のように幻想作家ともいえる夢枕獏さんとの対談本『幻想を超えて』が面白い。真っ赤なトーンに「闇は破れた」等の多数の文字が浮かび上がる装丁の本(下のアマゾン写真と比べて見てください)が異様だが、対談を引き受けた夢枕さんの度量にまず感心。

幻想を超えて

幻想を超えて

釣り大好きの夢枕さんが〔魚は痛みを感じない〕説に疑問を投げかけたのに対し
スマナサーラ長老:「生命はみな命を守るために必死なんです。痛みは感じなくても、強烈な恐怖を感じていますよ」
あの数十万頭の牛たちのことを思い出してしまう。
・・・・
スマナサーラ長老:
“すべての生命の心がいっしょに働くことによって宇宙にまで変化が起こるのだと言った方がベターだと思います”
 空海を思い出してしまいました


なにが、飛び出してくるのだろうか?!


◎お勧め曲 スケッチ・オブ・ミャーク

スケッチ・オブ・ミャーク

スケッチ・オブ・ミャーク

宮古島の古謡 久保田麻琴のプロジェクト BLUE ASIA
http://www.hmv.co.jp/en/news/article/907130092/