仙台城跡の被災と「仙台平野の歴史地震と津波」展
仙台城の石垣や遺構が東日本大震災で崩落していると聞いて、行ってみたら当然入れなかった。
これからは仙台のシンボルである仙台城などの歴史文化資産の復興は、これからの仙台の元気づけにぜひとも必要と思います。
脇櫓はかろうじて建っていたが、そこから先は全面通行止め・・・
●「伊達武将隊 仙台城の被害編」(youtube)
ユーチューブでの惨状に驚き悲しみました。損壊は石垣だけではないとも聞いております。仙台のシンボルとして、歴史に則った復元と親しみやすい整備を望みます。
パネル展示「仙台平野の歴史地震と津波」展
「ポンペイ展」を再開した仙台市博物館では─土と文字が語る仙台平野の災害の記憶」を開催中。①約2000年前、弥生時代の水田を埋めた大津波の痕跡(砂層)が残る若林区荒井の沓形(くつかた)遺跡 ②1000人以上の死者がでた貞観11年(869)の大津波 ③仙台領だけでもで1783人が溺死した慶長16年 (1611)の大津波等が紹介されている。これから被災を少しでも減らすためにぜひ、見ていただきたい「役に立つ歴史」であり、学校教育では必修にするべき内容。
欲を言えば、より広いギャラリーで写真や図を大きくして展示いただき、情報の根拠も示していただき、さらに今度の大津波と比較すると歴史的意義のある展覧会になるのではないでしょうか。これからの企画としてはいかがでしょうか。
・伊達政宗も登場する「慶長三陸地震」(「成実三昧HP」さまより)http://shigezane.fc2web.com/majime/sanriku-jishin.html
◎考古学研究会緊急フォーラム(「私的な考古学」より)
古墳次代の研究者である北條芳隆さんのブログによりますと「東北大学の藤沢敦さんが駆けつけ宮城県の現地からの報告をなさり、そのなかでは津波痕跡が過去の発掘調査で確認されていたのに、その事実をどこまで地域社会にアピールできたのか。この点を顧みたとき自責の念を抑えられないとの趣旨の発言をおこなったそうです。」これからの学問は、この方向と思う。
考古学研究会緊急フォーラム ( 歴史 ) - 私的な考古学 - Yahoo!ブログ
・松岡正剛「千夜千冊」─赤坂憲雄『東北学 忘れられた東北』
- 作者: 赤坂憲雄
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2009/01/08
- メディア: 文庫
- 購入: 6人 クリック: 87回
- この商品を含むブログ (21件) を見る
・同─高橋崇『蝦夷』
ビンラディンから始まるエミシ・エゾ
蝦夷(えみし) (中公新書)
お名前のみ紹介されていた工藤雅樹氏(昨年急逝)の蝦夷(at home HP)
東北の支配者・蝦夷 工藤 雅樹 氏 (110503)
◎松本建速『蝦夷の考古学』(「私的な考古学」より)
問題提起の書とのこと。読んでみたい。
蝦夷とは誰か - 私的な考古学 - Yahoo!ブログ
にほんブログ村