浪分神社(仙台市若林区霞目)


今や名所となった浪分神社
仙台市若林区のHPによると「元来は元禄16年(1703)に霞目の八瀬川に建てられた稲荷社だったが、天保6年(1835)に現在地に移されて浪分神社という名になった。七郷一帯は標高が低く、昔から津波や洪水の被害が大きかった。慶長16年(1611)の慶長大津波では霞目まで水が押し寄せ、1700人を越える死者を出している。天保期に、慶長の大津波が二つに分かれて引いた場所に稲荷社を移し、津波よけの神社とした。この神社には、白馬にまたがった海神が大津波を南北に分けて鎮めたという伝説がある。」とのこと。

(仙台市博物館「仙台平野の歴史地震津波」パネル展より)

正面の林と家のあたりまで大津波が来たと地元の方に教えていただいた 右手には倒壊した家屋。

伝旧地(墓地のあたり)。海に向かってやや小高い一帯の東端でうなづける。
今回は東部道路で大津波が止まって、ここまではこなかったとのこと。

電柱がまがり、道路はいたるところ陥没や亀裂が見られた。


◎お勧め本─東北の魂は耐えて、震えている

 『仙台学vol.11 東日本大震災』(仙台市宮城野区荒蝦夷社)
「その「東北」の原発が「東京」の電力をまかない、「東京一極集中」の虚飾に満ちた繁栄をささえていたということであります。」(山折哲雄「東北の魂は耐えて、震えている」)
松岡正剛「千夜千冊」『仙台学 東日本大震災
http://www.honza.jp/senya/1414

注目●─タイコたたいて心の復興─西アフリカ的復興支援プロジェクト(アフリカンドラムさばカン)
http://www.onmusubi.com/sites/default/files/NewsLetter_4.pdf
メディアテーク─3がつ11にちをわすれないためにセンター
http://www.smt.city.sendai.jp/wasuren/wasuren.pdf