宮戸島室浜のお地蔵さん


 東松島市宮戸島の室浜のお地蔵様
右側の室浜貝塚の標柱のところに仮設住宅が並んでいました。

室浜の多くの家は流され、お地蔵さんの基礎もえぐられたとのことでした。合掌

慶長三陸地震(1611年)の大津波で亡くなった人々の霊を供養するためお地蔵さんが立てられたとの説もあるようです。昔、この辺りまで津波が来たという伝承が残り、地区の人々の多くがは、ここより高いところに避難して助かったという話も現地でお聞きしました。

彼岸花があちこちで咲いていました。海水を浴びたものもあるそうです。

高台の鹿島神社に供えられた美しき貝の列に復興の志を感じました。


室浜の皆様、お世話になりました。
              宮戸島の復興を祈念いたします。



                 (東松島市宮戸島室浜 グーグルアース)
地震と防災(久田研究室)
室浜のお地蔵さんも登場する役立つ記事(ビジュアル)
http://kouzou.cc.kogakuin.ac.jp/Open/%E5%9C%B0%E9%9C%87%E5%B7%A5%E5%AD%A6%E8%B3%87%E6%96%99/2011_5.pdf
◎室浜貝塚
約6000年前の貝塚は、お地蔵さんの向かい側が発掘されています(現仮設住宅地)。ムラは、さらに一段、高いところかと推定されています。
東松島市教育委員会現地説明会資料
http://www.satohama-jomon.jp/murohama1.pdf
・同発掘地点図
http://www.satohama-jomon.jp/murohama2.pdf