補足
スマナサーラ氏は『無常の見方』の中で真の無常は「振動している(ネットワーク)」という素晴らしい表現をされている。あるいはこの理解は「五大に響きあり」との空海の思想にリンクし、事実上、大乗の思想(シャカの教えを発展させたものとして)に通じているのではないか? 中村雄二郎氏の空海は「六大に響きあり」との認識にたっしていたとの理解もある。中村氏の「哲学が究極にめざすべきは「生命のリズム」「宇宙のリズム」に一体化すべし」との思想は「哲学」を「人間」に置き換えると空海の思想と通じ、それが現代にリフレッシュした空海のエッセンスかも知れない。シャカの教えそのものではないにしても。
- 作者: 清水博
- 出版社/メーカー: 東京大学出版会
- 発売日: 2003/07
- メディア: 単行本
- クリック: 4回
- この商品を含むブログ (17件) を見る
- 出版社/メーカー: 朝日新聞社
- 発売日: 2003/12/02
- メディア: ムック
- 購入: 2人 クリック: 36回
- この商品を含むブログ (6件) を見る
今、気になっているのはプロセス指向心理学のミンデルがヴィバッサナー瞑想法により「宇宙はひとつ」を認識したという天外伺朗氏の指摘である。
- 作者: 末木文美士
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2006/02
- メディア: 新書
- クリック: 13回
- この商品を含むブログ (41件) を見る
- 作者: 天外伺朗
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2002/06
- メディア: 単行本
- クリック: 1回
- この商品を含むブログ (2件) を見る