立石寺で木造慈覚大師頭部公開

立石寺の開山と伝えられ、入定窟の金棺に納められていた「木造慈覚大師頭部」が重要文化財に指定されたのを機に立石寺で(山形市)一般公開(31日まで)。円仁(793-864年)は天台宗第三世(山門派開祖)で東北地方の寺の開創伝承が多い(松島瑞巌寺の前身である延福寺など)。
お顔は柔和で、対称形でなく微妙に異なり、「本物」を確信させる平安彫刻の優品であった。最澄に師事し、1000年前の苦難の大旅行(『入唐求法巡礼行記』ライシャワーの研究で有名になった)後、帰国して天台密教の基礎をすえた大人物の満ち足りた涅槃のお顔とみた。
http://jyoho.kahoku.co.jp/member/backnum/news/2006/03/20060318t75004.htm

霊場」とは「この世の浄土であり、浄土への入口でもある」(佐藤弘夫)

入定窟は「立石」のてっぺんの納経堂の崖下。



崖一面に供養碑が刻まれている。


「ここに来ると日本を感じる」とは観光客の声

快晴 観光客が沢山きていた。

信仰は続いている(なで布袋)。

     (宝珠山立石寺根本中堂)