正義の暴走

本質的なところでは、「戦争」はスマナサーラ長老が『平和の生滅』で述べるように、人類はいつも「正義の味方」による「正義の暴走」により「平和の棺に釘を打」っている。長老は「正義」が曖昧にならない六か条をブッダの教えとして示している。すなわち①実証(根拠の信頼性をチェックする) ②自分の意見を訂正を可能にしておく ③自他(人類全体)の幸福にいたるか ④心の汚れを落とすことができるか ⑤知恵の開発になるか ⑥最終的に心の平安を得られるか?
なるほど、国の施策としては全てをクリアーするのは無理として、半藤一利氏の指摘と合わせて、現代の日本や世界を考える時、有用な論と思う。

平和の生滅―生存の矛盾を超えて (お釈迦さまが教えたこと)

平和の生滅―生存の矛盾を超えて (お釈迦さまが教えたこと)

新聞の社説欄等に開戦の日にちなむ記事が載ることは少なくなった。今日の朝日新聞天声人語」では 硫黄島で戦死した日本兵の妻子を思いやった遺書が紹介されていた。クリント・イーストウッド監督が英雄の実相を描いた「父親たちの星条旗」とともに「硫黄島二部作」の映画「硫黄島からの手紙」(指揮官栗林忠道役の渡辺謙二宮和也ほか)は、明日よりはじまる。
硫黄島からの手紙公式HP http://wwws.warnerbros.co.jp/iwojima-movies/
・太平洋戦争(ウィキペディア)
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%AA%E5%B9%B3%E6%B4%8B%E6%88%A6%E4%BA%89
硫黄島の戦い(ウィキペディア)
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A1%AB%E9%BB%84%E5%B3%B6%E3%81%AE%E6%88%A6%E3%81%84
栗林忠道(ウィキペディア)
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A0%97%E6%9E%97%E5%BF%A0%E9%81%93
◎『戦争の日本史』刊行中
 http://www.yoshikawa-k.co.jp/senso-n1.htm
●今日はジョン・レノンが自宅近くで射殺された日でもあった...(ウィキペディア)
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%AC%E3%83%8E%E3%83%B3
 
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              「殺すなかれ」(ブッダ)