「悪の楽しみ」からの脱出
春を告げるセリバオーレンが咲いたのだが、寒の戻りに痛めつけられながらも、元気
(太陽の塔!「氷河期の森」にて)
このごろ巷にはやるもの
切断死体に 隠蔽・偽装工作
渋谷区幡ヶ谷・富ヶ谷、茨城県坂東市でのバラバラ遺体、そして不二家の期限切れ牛乳と
また、スマナサーラ長老の一節が思い出される。読んだときは「性悪説」と思ったが。
「現代を生きていく上で私たちは「心の法則」をよく理解した方がよいと思います。「こころは悪いことが大好きで、悪いことしか好まない」と。」
「悪行為には瞬間的に心地よい刺激が伴うため、人はその虜になってしまうものです。」「反対に善行為をした時には、そんな刺激はありません。むしろ、ただ苦労しているだけではないか、おもしろくない、といったマイナスの感情が込み上げてきてしまうのです。」
冷徹なる人間観察。これでは救いはないと思ったが、氏は結論として
「善の特色は、瞬間的な苦しみを伴うけれど、自分に打ち克つ努力をすることで必ず幸福に導かれていく」
「完全に打ち克った人は悟りを開いてしまいますが。」あっ、日本人が好きだった「克己」。最近では引退宣言の須藤元気さんがいってたみたい(『風の谷のあの人と結婚する方法』)。
でもどうすれば... 長老はまず、冥想をして自らを観察せよと説きます。詳しくは下記の本を読んでください。
- 作者: アルボムッレスマナサーラ
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自分を変える気づきの瞑想法―やさしい!楽しい!今すぐできる!図解実践ヴィパッサナー瞑想法
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「樹と空と雲の楽しみ」
●殺伐な世の中に、カノンの「Sanctuary」を聴く。
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・カノンHP http://www.bgbcom.com/kanon/main.php
・インタビュー(Excite)http://anime.excite.co.jp/interview/0612kanon01.php
●「細胞くんたちと友達になる」(「細胞呼吸法」)
「組織の構成員のように細胞にも心があり、一つひとつが細胞さまざまな役割を担ってくれていることに感謝し、細胞が日々、懸命に生きていることを認めるということ」(高岡英夫)
最近はスマナサーラ長老の生き方としての「こころ」第一主義に共鳴して紹介してきたが、実は、一見、正反対の高岡英夫氏(運動科学者)にも共鳴している。密教の阿吽の呼吸を現代的に蘇らせた「60兆の細胞が甦る」『ゆる呼吸法革命』は肉体・細胞を呼吸報を通して生命そして宇宙の秘密に結びついている。高岡氏開発の「ゆる」と双璧をなす成果であり、読みやすい点もお奨め。仏教の多くが否定してきた肉体を否定することなく、肉体を通しての「生きとし生けるものが幸せでありますように」の道(アプローチ)ともいえるのではないか。高岡氏が「細胞の心」を認めたことで「こころ」の最重要性は変わらないのである。高岡氏は「響きを味わえば全身に拡がる」ともいう。「五大に響きあり」の空海と通じていることがあるかも知れない。氏は最後に自分の細胞に直接語りかける「沁身呼吸法」を紹介している。もし、それが可能であれば、細胞としては「全生命」も変わりはない。「悪の楽しみ」からも、自然に脱出できるのではないだろうか。
「ゆる呼吸法」革命―全身の細胞が甦る! テレビ、雑誌で大人気!「ゆる体操」の兄弟、姉妹メソッド
- 作者: 高岡英夫
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スマナサーラ長老の『有意義な生き方』には、ブッダを信じ、念ずる気持ちが清らかな信者が、闇夜にブッダに会いに行くとき、光が現われたとする話が載っており、「神話」であり、これだけは信じられなかったが、この高岡氏の本には幼い頃の「全身が光り輝く」幸福感体験が述べられており、同一とはいえないものの、氏は「全身の全ての細胞と意志・意識の交流ができていたために、最高の細胞の活動力を引き出」されて現われと解釈しています。いわゆる「オーラ」なのでしょうか。