宮城歴史資料保全ネットワーク─大震災から歴史遺産を守る

そして、869年貞観地震との共通性が話題になっておりますが、歴史資料・文化財保全も「歴史に学ぶ」ためにぜひとも必要だと思います。下記のネットニュースには、そのような動きが記されています。
・宮城歴史資料保全ネットワークHP
http://www.miyagi-shiryounet.org/00/front.htm
掲載されている津波浸水域図は地形との関係が明瞭に分かり、今後の対策にとっても有益です。
宮城資料ネットニュース
http://www.miyagi-shiryounet.org/03/news/2011/2011news

      (堤焼窯)
この記事に愕然としました。仙台を代表する焼き物、堤焼、大正7(1918)年に創業した佐大商店の本焼き窯、江戸時代以来の堤焼き唯一の遺構、仙台の至宝ともいえる堤焼窯が崩壊とは..
仙台市内では、足軽の内職から始まった堤焼きの登り窯6基(大正期建造)のうち3基が崩壊してしまいました。未指定ではありますが足軽町としての堤町の歴史を象徴する文化財でした。奥様は、どうすればいいのかと途方にくれておられました。」
http://d.hatena.ne.jp/tenti/20070303/p1
⇒未指定でも、文化庁の補助が受けられると思ったがなんと適用は「動産」のみ。不動産文化財ももなんとしてもやるべきではないだろうか。そして、市民自らの「歴史遺産基金」創設賛成!
有備館大崎市)も倒壊

         (大崎市岩出山阿部氏撮影・河北新報「ふらっと」より)http://flat.kahoku.co.jp/u/doyoban/MrnuHKz1wLEO4GhDQtJq/
国史跡・名勝 有備館(ゆうびかん)Wiki.
仙台藩の学問所。茅葺きの書院造の建物が現存し、日本最古の学問所建築である。庭園と合わせて国の史跡及び名勝に指定されている(登録名称「旧有備館及び庭園」}

http://www.city.osaki.miyagi.jp/20110311jisin/jisin11.html
文化庁東北地方太平洋沖地震被災文化財等救援事業(文化財レスキュー事業)の実施へ Posted 2011年3月31日
事業の内容は、地震等による直接の被災や、被災地各県内の社寺、個人及び博物館・美術館・資料館等の保存・展示施設の倒壊又は倒壊等の恐れ等により、緊急に保全措置を必要とする文化財等について、救出し、応急措置をし、当該県内又は周辺都県の博物館等保存機能のある施設での一時保管を行うというもののようです。対象となる文化財等は、国・地方の指定等の有無を問わず、当面、絵画、彫刻、工芸品、書跡、典籍、古文書、考古資料、歴史資料、有形民俗文化財等の動産文化財及び美術品を中心とするとのことです。なお、同事業は2011年4月1日から2012年3月31日までとのことです。」(国立国会図書館ニュースより)
東北地方太平洋沖地震被災文化財等救援事業(文化財レスキュー事業)http://www.bunka.go.jp/bunkazai/tohokujishin_kanren/pdf/bunkazai_rescue_jigyo.pdf
2011年3月23日 所蔵者の皆様へ 文化財の応急処置方法(宮城歴史資料保全ネットワーク・東北大学東北アジア研究センター・平川新研究室)
http://www.miyagi-shiryounet.org/
開国への道 (全集 日本の歴史 12)
・平川新氏の本
http://www.yoshikawa-k.co.jp/author/a13986.html
http://hotatelog.cocolog-nifty.com/blog/
文化財保存支援機構ブログ
http://blog.canpan.info/jcpnpo/archive/30