大震災を越えて─歴史遺産を後世に残すために


(斎藤善之氏氏講演 写真は大津波で流された雄勝永沼家跡 東北学院大学)
 震災における歴史資料保全運動の結論は、“歴史遺産は「地域の宝」”
斎藤先生のお話は、とても興味深く、下記の本に登場する三陸の大きな家の、いわば地域リーダーとしての力と震災における命運が、生々しく語られました。
特に唐桑の鈴木家(伝熊野から当地に)の大釜が江戸時代の飢饉や三陸津波で人々を救い、いつでも使えるようにしてあり、今回の震災でも地域の人々の炊き出しに活躍した話には心打たれました。
清文堂出版:近世南三陸の海村社会と海商〈斎藤善之・高橋美貴 編〉
菊池慶子先生:過去の災害を乗り越えた資料を、私たちが伝える役目   
平川新先生: (震災後の生き方)「足るを知る」

海と川に生きる (身分的周縁と近世社会)

海と川に生きる (身分的周縁と近世社会)

http://www.tscc.tohoku-gakuin.ac.jp/~hicarb/sympo/20111203.html
 最近また、余震が多く、シンポ中もグラグラと揺れが来ました

外に出ると、雨がやんでいて、定禅寺通り
光のページェント

 例年より柔らかな光
   その代わり、やわらかな光が足元から