おすすめ本─西條剛央氏の『人を助けるすんごい仕組み』

人を助けるすんごい仕組み――ボランティア経験のない僕が、日本最大級の支援組織をどうつくったのか
仙台出身の若い行動的心理学・哲学者が、たった二人で立ち上げた“市民意志機能体”としての「ふんばろう東日本プロジェクト」が従来のやり方を大きく変えた活動の記録と思索。
地震・大災害が起きたら、こう助け合う そういうしくみが造れるすごい本です
しかも、災害に限らず、「苦」を「生きがい」に変える考えた方(氏が若くして提唱した構造構成主義)の劇的な応用です。
・「起きた出来事は変えられないが、出来事の意味は事後的に決まる。」
⇒「この震災に立ち向かった多くの人たちは、何かに導かれたように、「呼ばれた」人たちではないか」
・「意志が未来を切り開き、未来が過去を意味づける」
(在東京の)の西條氏は、まず100円ショップと薬局でで支援物資を買い込む。
ステマ旧ソ連の武術)師範の北川らと四人で仙台経由南三陸へ。
(後日、西條氏のルーツは南三陸であったことが分かり「呼ばれた人」実感)
そして、南三陸で三浦保志さんと「ふんばろう南三陸町 力を合わせ一歩ずつ」の黄色い看板に出逢い、リミッターが外れる
・「各メディアは物資が足りているといった真実とは正反対の情報を流していたのだ。」

気仙沼市110915)

・全国の力を結集する方法
ツイッターやHPで情報を集約し、全国の人たちに直送してもらう。
三陸を歩くとわかる)“津波は高さがすべてだ”
大震災という巨大な負の遺産をプラスに転化していくいくつもの試みの中でも
西條剛央氏の運動とそれから産みだされた世界中に発信できる巨大な正の遺産といえよう。
核心部分は、ぜひ買って読んでいただき、今からでも動き出しましょう。
【エッセンスの一つ】
◎目的を見定め、現地での体験を「方法化していく」

西條剛央のブログ:構造構成主義 - 楽天ブログ
ほぼ日刊イトイ新聞 - 西條剛央さんのその後とこれから。
3.11一周年を契機に大きく変わっていきそうですが、今でも被災地はご覧のような有様です。
無常です。これからが正念場です。
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