上町法印神楽─まめからさん


                 (上町法印神楽 稲荷神の御前で奉納の舞)
登米市豊里、稲荷神社祭典“まめからさん”に上町法印神楽を久しぶりに観る。
今年は東日本大震災で痛んだ社殿の修復が成り、そのお祝いを込めた祭典とのこと。

旧北上川をはさんで寺崎、上町という法印神楽の雄が在ることが興味深いです。

しだい
10時半ころ 神事がはじまろうとしていました。舞台の準備もはじまっています。

稲荷の神にささげられる五穀。

行列が神社の一画を巡ります。少年が彼岸花に目を留めたのでしょうか。


赤く塗り直された社殿で奉納の神楽舞


演目は初矢にはじまる


少年たちによる両天


ちっちゃ子が熱心に、長時間観ているのには感心しました。


 曇り空から日が照ってきて 美しい大乗飾りのもと、アメノウズメの舞(岩戸開)


根の国に追放されるスサノオノミコト 幕が面白い(岩戸開き)。


向こうの空は曇天だが 舞台は照り輝いて 空に黄色い旗が昇っていく


小魔王たちが出てきて、楽しい雰囲気に(魔王)

餅が撒かれてこどたちが群がります。


午後は湯立て神事から始まる。
体は湯を浴びたいのにレンズが心配でカメラは無事でしたが、ぶれました..

道祖


釣弓 竜宮の娘、豊玉姫と山幸彦


あのおばあが登場してこどもたちが集まってきました。

餅がまかれ、こどもたち(大人)も殺到します。


                  豊玉姫の舞

            妻のお産の姿を見て驚く山幸彦ことホデリノミコト

             わが子を妹に託す豊玉姫

             大蛇の姿を見られて鬼と化したトヨタマヒメ


            壮絶な夫婦喧嘩

木の下で少年が見ています


     結界を切る


ラストは面をはずして「くずしの舞」
「夫婦和合の舞」という高橋会長さんの解説にほっとします。

 動きが速くなると三脚+ストロボでも止まりません。


スーパースターの舞に皆、満足の祭りでした。

        (食堂のポスター)
全体に物語仕立てになっていて、神楽の解説もあり、そして県内では最も美しい大乗飾りと舞台演出ではないでしょうか。さすが宮城県指定重要無形民俗文化財であり、国指定でもおかしくないと感じ入りました。

高橋会長様 久しぶりに拝見させていただいて 益々の神楽の発展ぶりに神楽団の御精進と町の人々の熱い応援に敬服いたしました。帰りは御挨拶できなかったのでこの場を借りて感想を述べさせていただきます。
また、風邪気味のところ、地元の方のご親切に感謝申し上げます。

http://www.pref.miyagi.jp/bunkazai/siteibunkazai/miyagi-no-bunkazai/09minzoku/02minzoku/ken/31kanmatihouinkagura.htm
2007-10-07

本格的にはやはりasaproさん(思い出の2007年)