志賀理江子「螺旋海岸」から北釜へ
志賀理江子さん「螺旋海岸」(せんだいメディアテーク)
志賀理江子 螺旋海岸|Lieko Shiga RASENKAIGAN せんだいメディアテーク
仕事帰りに 見てみよう.当然、撮影は禁止。。
暗い中に林立する海岸のイメージ
広い暗い空間の中の隅にひと・人形!.. 怖いのでお話をして確かめる。(お互い様かも知れない)
地元の老人夫婦が演技をしている謎 この時はわからなかった。
「北釜」って
風の北釜─「螺旋海岸」の今(名取市下増田)
志賀理江子さんの愛した北釜の海岸は3.11大津波で流されたと聞いて..
「螺旋海岸」の原景は大津波と工事で消滅したのでしょうか...
「ラセン海岸」にプシュケーのような雲が漂い、なぎ倒された林の前に塔が立つ
北釜は仙台空港の近く
ここは3.11から浸水域になったのだろうか?
風 みなもをたたく
傷ついた記念碑をみれば、一帯は苦労して農地開発して平成6年に完成したのでした。
(グーグルアース)
風の強い日 仙台空港の海岸より一帯が「北釜」
“あれがアトリエ”というわけはなく、堤防工事中の海岸が見える。
なぎ倒された林
ひとつの目的の「十二神神社」も流されてしまったようです。
仙台空港近くに何ゆえか解体されぬままの大きな家屋。
下増田神社は残っていた.とほっとする。
「復興詣り」
再建の兆しあり
復旧工事のため「螺旋海岸」に近づくことはできませんでした..
「謎の設計図」?などたくさんの素晴らしきプレゼントとアドバイスを頂いたのので下のお店で雑誌を購入。
老夫婦の「演技」写真の謎は『あいだ』194でほぼ解けたのでした。
昼の顔はまた違うとのことで、また出かけてみたいと思います。
「100円で写真芸術と震災を考える」
皆様にもお勧めです。
コニカミノルタプラザ | コニカミノルタ
螺旋海岸|notebook / RASEN KAIGAN | notebook - AKAAKA
風の貞山堀
最近読んだ本
- 作者: 開沼博
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『「フクシマ」論』で著名な開沼博氏の鋭い言
「一方で地元の人は、原発を停止するとしても
この先、三十年、五十年と原発とともに暮らさなくてはならない。
手元の資料に、四月に入手したいわき市内の広告があるんですが、そこには
「放射線や花粉をきれいに洗い流しましょう」とある。
「原子力とともに生きなくてはならない社会」が
形を変えながら再生産され、
死ぬまでそこに生き続けると決めている人々がいる。
そちらの側に立つのは当然のこと。
「絶対的正義」を相対化されて悔しかったら
「忘却」の後、ぜひ地元にきてください。
お待ちしてますよ。」
(「原発安全信仰の皮肉な拡大」荻上チギ氏との対談 初出2011.10『サイゾウ』)
氏の正論は、同時に自らに課した決意表明であるとも思いました。
http://www.yomiuri.co.jp/book/raiten/20121108-OYT8T01141.htm
1447夜『「フクシマ」論』開沼博|松岡正剛の千夜千冊
http://imaonline.jp/ud/exhibition/504ec1a81e2ffa36d6000001
【参考リンク】
震災復興支援調査
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- 発売日: 2012/12/25
- メディア: 雑誌
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「芸術新潮」1月号で志賀理江子さんのりりしいお姿と宮城県の男性とご結婚されたことを遅ればせながら思い出しました。まことにおめでとうございます。
大特集の「よみがえるスーパー禅僧白隠」の作品群とご一緒の雑誌なのがちょうどお似合いでした。
地元を題材にした創作活動の新展開が楽しみです。