未来を語る環境考古学─考古学と災害


“震災からの復興の場所は歴史(土地の履歴)に学んで安全なところでしないと大変なことになる”という
高橋学さん(立命館大学 歴史都市防災研究センター)の講演「未来を語る環境考古学─考古学と災害」(仙台市縄文の森広場)は環境考古学を活かした防災の効用を示すよい例として紹介いたします。

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・巨大地震は、はじまったばかり
北太平洋地震は現在も継続中。これからアウターライズ型地震津波、火山爆発の可能性があり、危険な場所で復興するのは誤り。
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20130114/dms1301141131002-n1.htm
・「カナダで拾われた被災地のボール」は福島県沖から海流が房総からアメリカ、そしてカナダに達していることを示し、セシウムも到達している可能性がある。ハワイへの海流もある。
東日本大震災被災地のサッカーボールがアラスカに漂着 持ち主は岩手県の高校生 - ウィキニュース
Happiness of the Day 福島セシウムを一番早く運んだマグロ
・今後発生する南海トラフ地震では津波だけで47万人の死者の可能性。
http://www.bitway.ne.jp/kodansha/wgendai/ocn/article/120903/top_06_01.html
地震の時 駅に行くのは危ない
駅は地盤の安定した市街地のはずれにつくられることが多くリスクに弱い(仙台は例外的にそうではないと高橋さんにご教示いただきました。感謝。)。また、人が集まりやすくパニックになりやすいとのこと。
帰れない・逃げられない・逃げたら危ない避難場所
・土地の過去の履歴を知って、安全な所に住み、自分で自分の身を守ることが大事。
(以上、講演とレジュメから要約 高橋氏・縄文の森M了解済))

立命館大学 文学部  地域研究学域  高橋  学

●追記 仙台市縄文の森広場講演要旨アップ(仙台市縄文の森広場HP 2.15)


未来を語る環境考古学講演要旨:高橋学:仙台市縄文の森広場

【関係リンク】
http://matome.naver.jp/odai/2133308828396201201
環境と災害研究リサーチユニット立命館大学
「未来を語る環境考古学-災害と考古学-」 : 「仙台セミナーズ」 仙台・宮城のセミナー講座情報満載

平野の環境考古学

平野の環境考古学

「(「BOOK」データベースより)
環境考古学は、環境史・土地開発史・災害史をひとつの視野に入れた研究であり、「土地の履歴」を把握し、現在や未来の都市計画・防災計画に役立てようとするのが究極の目的である。過去を対象とした研究であるが、その視点は現在や未来をみつめている。本書では、縄文時代から古墳時代末までを対象に、平野研究において考古学、文献史学、歴史地理学などが援用してきた地形学、地質学、土壌学などへの誤解を解きほぐし、新たな視点から自然環境と人間活動との関わりについて検討を試みた。」
読んでみたい本。