3.11から1年11か月─南三陸町


             南三陸町防災対策庁舎遺構(2013.2.10)

今回の家族へのおみやげは、「りあん」(さんさん商店街)の絆ロール
http://www.sansan-minamisanriku.com/%E3%81%8A%E5%BA%97%E4%B8%80%E8%A6%A7/%E5%B0%8F%E5%A3%B2%E5%BA%97/%E7%94%A3%E7%9B%B4%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%83%E3%83%97-%E3%82%8A%E3%81%82%E3%82%93/

駅にはカラフルなバスが来ていました。

未来を語る環境考古学:高橋学

仙台市縄文の森広場講演要旨アップ(仙台市縄文の森広場HP 2.15)

未来を語る環境考古学講演要旨:高橋学:仙台市縄文の森広場
次回は17日松本秀明氏の「縄文時代名取川の大氾濫」
http://www.city.sendai.jp/kyouiku/jyoumon/event/index.html#event_2

●本日の催し─「震災を踏まえ、多様な視点で生態系と人とのかかわり方について考える」(文学館にて)

主催:せんだい生態系再生コンソーシアム
http://sendai-ecosys.com/temp.html
成田副館長「いかに語り継ぐか 語り継げるのか 語り継ぎ続けなければならないのか........祟り」
「3.11以後、千年単位 一万年単位で考えるようになった」には同感。
・成田さんは杜の考房から
http://www.e-woods.jp/

◎読んでる本─『歴史としての東日本大震災─口碑伝承をおろそかにするなかれ』

歴史としての東日本大震災―口碑伝承をおろそかにするなかれ
岩本由輝東北学院大学名誉教授(日本経済史)が「歴史」から現代の「無防備」や「欺瞞」を鋭く突いている。
http://flat.kahoku.co.jp/u/volunteer17/YGdhbTZFHDSfKXwe7qtE
400年目の烈震・津波:岩本由輝
そして、東日本大震災の科学的予言者としては産総研宍倉正展氏が有名であるが、本書に執筆されている河野幸夫氏(水理学)も2008年のインドの国際学会で仙台平野への大津波襲来を予言していたという。
電磁波・地電流による予測システムを実施している河野氏の予測は「「平成の津波」が「引き金」となって富士山の噴火を誘発するのではないかと考えている」とのことで当たらないことよいのだが....
「想定外」諭す杉、松、鮑(アワビ) - not to say “Out of assumption”: VENTO ORIENTALE -東からの風-
衝撃的なのは
佐々木秀之氏の「東日本震災における消防団員としての私の行動」
「待機所されたコンビエンスストアでは、ガラスが割られ、店内を見ると商品を物色している人影があった。そこに隣接するガソリンスタンドでは、停めてあった車のガソリンがことごとく抜き取られていた。」と震災時における監視体制の構築が必要であることを力説している。
・本文で紹介されている優れたサイト「中野小学校区コミュニティサイト(なかのコミサイ)」
http://nakano-komisai.com/torikumi_01.html
いづれの方も強い思いに溢れて書いているため異論のある方もいらっしゃっるかもしれないが、災間に生きる私たちにとって、身を守るためには必読の書としてお勧めしたい。

岩本由輝氏が引いている寺田寅彦の文
「日本の国土全体が一つの吊橋にかかっているようなもので
しかも、その吊橋の鋼索が明日にも断たれるかもしれないいう
かなりな可能性を前に控えているような気がしない訳には行かない」
(現代文改)
「「現象」の方は人間の力でどうにもならなくても
「災害」の方は注意次第でどんなにでも軽減される可能性がある」
けだし、名言。
◎慶長奥州地震津波の研究はここまで進んでいます。
1611年慶長奥州地震・津波:蛯名裕一