2006-05-29から1日間の記事一覧

「神仏・生者・死者が共存する時代」のコスモロジーの復元へ

もっとも著者がさらっとふれるとおり、門弟たちはすぐに祖師の思想を穏当なものに再解釈した。そして「垂迹のシンボル」たる石塔造立にも関わっていったわけで、この様相もまた面白いのである。 著者の「下からの、地域からの歴史像の形成とその連携の中で、…

『起請文の精神史 中世世界の神と仏』を読む

久しぶりに読んだ甲斐のある本。起請文とは神仏に誓い、その誓約を破ったらその神仏の罰を受けても良いと記した文書。マニアックな題に関わらず出だしが素晴らしい。「「中世」といわれる時代に、この列島の上に生を営んだ人々の心をのぞき込もうというのが…

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昨日はどしゃぶりの中、太白山嶽宮への道は流水の岩だらけの急な参道を登って行ったっけ。山の姿も見えなかったが、今日は独特の小山を見ることができた。頼朝が山頂に鶴岡八幡を祀ったら、貴船神が怒って山が荒れたので麓に下ろしたという物語の続きがある…