岩切城跡の紅葉
赤ちゃんも紅葉
岩切城(仙台市宮城野区岩切)の紅葉が見ごろになった。
平坦な所や段々があるのが城跡の特徴。
最盛期ほどではないが、日の光で鮮やかに浮かび上がる。
敵の攻撃を遮断する「堀切」の跡が残っている。
朽ち果てた樹に生えた幼木の紅葉が気に入った。
観応二年(1351)、足利尊氏と弟直義との対立に当地もまきこまれ、凄惨な戦いとなり留守氏(鎌倉時代に国府留守所長官であった)は一時壊滅。
(いわゆる「本丸」)
戦国時代には伊達政宗の片腕、留守政景などの居城。永禄二年(1570)廃城。
(説明版 見えにくくなっている。)
昭和10年(1935)、伊東信雄氏により全国的にも山城としては初めてとされる発掘調査が行われ多数の掘立柱建物跡などが発見された。東北地方を代表する山城跡として国史跡に指定されている。
●ここは仙台の紅葉の隠れた名所であり、紅葉狩りをしながら「兵(つわもの)どもが夢の跡」を味わっていただきたい気持ちです。紅葉の見ごろは今月末くらいまでですが、いまだ長期の除草作業で柵やロープが張り巡らされており、駐車スペースも1台程度になっていますので紅葉狩りの方はお気をつけください。
(入口)
・宮城県の国・県指定文化財HPより
http://www.pref.miyagi.jp/bunkazai/siteibunkazai/siseki/kunisiseki/kuni-siseki24.htm
・仙台市の指定・登録文化財HPより
http://www.city.sendai.jp/kyouiku/bunkazai/database/c0000000023.html
・岩切城跡に関する最新資料は『仙台市史 特別編7 城館』(2006 仙台市史編さん委員会 仙台市博物館)です。