大川小学校の今─震災から11か月


世界がぜんたい幸福にならないうちは個人の幸福はあり得ない(宮澤賢治


大川に 銀河鉄道の夜 哀し 雨ニモマゲズ 風ニモマケズ
  

(大川小学校にて120211)
        心打たれる こどもたちの描いた 壁の絵
大川小学校(宮城県石巻市釜谷山根)は、山の根にある。そして釜の底のような地形にあるため、津波が迫っていても見えない。多くの人が長時間滞在する場所は、見晴らしのきく場所に造るのが祖先の知恵では、なかったか。

そして、行ってみて確信しました。確かに裏山は急斜面でしたけど、すぐに、注意深く裏山に登ることによって、恐らくほとんどの生徒さんと教師たちの命は救えたことを。

        (裏山入口の小道の脇の「鎮魂と復興を祈る手合せ桜」の碑)


教師たちとこどもたちは右手の山すそを橋のたもとに向かったという。新聞では小高い所をめざしてとあったが、堤防よりわずかに高い程度であった。津波をかぶって、最後方の何人かが山ぎわに打ち上げられて九死に一生を得たようである。


(グーグルアースより)


                       合掌 
        

なぜ大川小学校だけが大惨事となったのか - 中央公論.jp



学校跡の片隅に拾い集められたもの
凍結して 
その中にアルバム
そっと開けてみると
ばらっとはずれたけど
思い出が・・
凍りついてかわいそう
早く、回収して
思い出を修復してほしい・・


生徒たちが目指した新北上大橋たもと

振り返れば 右に大川小 左に川面
左端の北上川の支流の富士川では、遺体の捜索が行われています(120220追記)


たもとの碑に街並みの写真

 美しい魚貝類供養塔を建てた人々に 合掌 

【データ・リンク】
大川小学校を襲った津波の悲劇・石巻
「オリオンの211の星」(大川小・中同窓生有志)より 

http://www.orion311.com/okmap.html
石巻を襲った津波と復興計画
石巻の都市基盤復興に向けて 
石巻市の復興計画と東北大学への期待
http://archive.shinsai.yahoo.co.jp/search/?lat=38.545516944444&lon=141.42585388889&x=0&type=archive
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国土無双 本山茶大川への想い
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 鎮魂 そして、忘れまじ危機回避の方法

(山すそから瓦礫の残る小道を登っていくと、ようやく川面が見えてきます。大川小学校の立地の悲劇的要因が分かります。)

津波から命を守る唯一の方法は、早く、高く安全なところに逃げること
そして、学校や職場で定期的に練習することによって身に着く。
さらに、(みんなで)裏山への道をつけ、高所に平坦地を確保しておく。校舎から川や海が見渡せるような場所に立地する(やむ負えない場合は土地をかさ上げ)。そうすれば「大川小学校の悲劇」は、なくなると考えます。それが亡き人々への本当の供養と思う。