浜の震災1年1ケ月後─仙台湾岸


仙台市内、某家の老梅は、今年も満開になりつつあります。


3.11大震災から1年1か月後、名取市閖上日和山を訪れました。


一本残った松の木の緑が濃くなってきたのは、嬉しい限りです。


                          合掌 

広い更地の中にポツンとお寺が一つだけ残っていました。
下記のブログを見て、改めて、凄い道のりと感じました。
名取市閖上(ゆりあげ)復興支援のブログ : 地震から5日 大震災から半年━閖上にて合掌 - JIEN記
         


                   (仙台市荒浜 東日本大震災慰霊塔)


        いちねんや ふりかえれば 浜荒涼

浜の一角には、黄色いハンカチがたくさんはためいておりました。
3月23日 仙台市若林区荒浜 廃墟の原にはためく黄色のハンカチ〜地域の絆を断ち切る行政の罪は深い! 震災日誌 in 仙台 /ウェブリブログ

深沼橋

橋の南側 防潮林が残っていることに少しは安堵 しかし・・荒涼

橋の北側、貞山運河
     (⇒写真クリック⇒KMLクリックでグーグルアースにつながります)

                        (仙台市荒浜 狐塚付近)
津波に呑みこまれ 社は残る しかし主は亡くなったとのこと。
クロマツは、生き残ってほしいものです。
周辺に拡がる田の田植えはできないのか...
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1076/20110527_02.htm
http://0313.cocolog-nifty.com/blog/2012/03/post-fb24.html
・復興支援ツアー
http://www.itteco.jp/special/volunteer_bus_tour.html


鳥居のそばに倒れている石碑には文政七年(1824)とありました。

                         (グーグルアースより)


(荒浜の移り変わり 仙台市博物館1106)
慶長地震津波で大きな被害を受けた荒浜が、復興して二百年後の文政年間に大いに栄えた証の一つが、あの倒れていた石碑だったと思うと・・・


南蒲生浄化センター付近
http://www.city.sendai.jp/gesui/1197924_2478.html


                         (グーグルアースより)

(赤色:浸水域 若林区の海岸部(一部)上端:荒浜 下端:閖上
東日本大震災津波詳細地図〈上巻〉青森・岩手・宮城
宮城県名取市閖上・津波被害


                  (荒浜2011.3.19 ユーチューブより)
仙台・宮城元気ニュース

復興は少しずつ進んでいますが・・
世は、復興の新たな段階に入り、
政財界はすでに原発再稼働の動き。
取り残されしものに眼を向けるべし。

◎お勧め本

救いとは何か (筑摩選書)

救いとは何か (筑摩選書)

そのことに有益な本。哲学者森岡正博氏と仏教に造詣の深い山折哲雄氏の対談。
仏教の深い問いにつらなる生命の根本的な問題を哲学的に語ろうとする森岡氏に好感を持つも、道は未だ先にある感あり。
震災後の対談は、五章「救いとはなにか」
・抜き書き
森岡:「..たとえそれがどんなに悲惨に思える人生であってもです。
..宇宙によって望まれて生まれてきたのであり、
そこに救いの最終的な根拠があるように思います。」
山折:まさしくそれは仏教における信仰の一番深いところに横たわっている問題。

森岡氏のブログ
2012-03-03
テーラワーダ仏教森岡氏のやりとり
ひじる日々(移転先→ http://naagita.hatenablog.com/)

仙台市蒲生の今─震災から1年余 - JIEN記