大六天山

次は牡鹿半島の大六天山(半島では尖端の金華山に次ぐ440m 女川町)、欲界の最上層に住む「他化自在天」の大六天魔王の山かと不安と期待。

まず、昨年10月6日に左手の出島付近で急激な低気圧で遭難した、第7千代丸遭難者に黙祷。

                     (女川湾図)

軒並み大木が倒れている異様な光景を抜ける。

三国神社に着くが、ここも倒木に埋まっていた。すさまじい自然の猛威。復興を祈念する。合掌。
ようやく落ち着いてみると、ここにも社殿を囲む土塁とほぼ平坦地を区画する低い土塁が認められた。

祭神は彦火火出見命神職は修験喜明院(真野揖取山)十七代分家 鈴木(『宮城県神社名鑑』)
鐘楼があり、神仏習合と思われる。江戸時代の『風土記御用書出』によるとふもとの「横浦屋敷利兵衛先祖木村上総」が勧請したもので、現社名は仙台・南部・相馬の三国が見えることに由来し、零羊崎神社の末社となっている。また、『宮城県の地名』(平凡社1987)によると応永十七年(1410)銘鰐口(横浦興楽寺にあったものとされるが)があったといい、創建年代の手がかりとなるかも知れない。
・零羊崎神社http://www.bashouan.com/pvPhoto4.htm
・「俳聖 松尾芭蕉芭蕉庵ドットコム」http://www.bashouan.com
・「山岳信仰の山2000」より←全国の霊山を歩く驚異的なHP
 http://homepage3.nifty.com/ishildsp/kikou/miyagi2.htm#24
 ※後述する神功皇后豊玉彦・姫との関わりは零羊崎神社の由来と共通性が見られる。末社となったことに関わるか?

青い海と海側の樹の多くがちぎれている光景に絶句。