2006-06-30から1日間の記事一覧

和泉式部歌塚伝説と宝篋印塔

一条天皇の中宮彰子とともに登ってきた(女人禁制ではなかったか)和泉式部に会おうとしない性空に「暗きより暗き道にぞ入りぬべき 遥かに照らせ山の端の月」と詠んで性空に会えたという伝承がある。しかし実際は中宮彰子の参詣は確認されていないし、この歌は…

生木の如意輪

ここで念願の767年ぶり(寺パンフによると)!の公開という如意輪観音像を拝む(拝観最終日!)。端正な美しい小像(高さ19.8㎝)であった。精緻な切金文様も美しい。 姫路観光協会のトピックスなどによると早稲田大学と県立歴史博物館の調査ではサクラ材一木造の…

書写山に登る

「西の比叡山」とも云われる霊場。朝7時半麓に到着、ロープウェイを使わずに登ることとする。 如意輪寺 後方の山が書写山 「書寫山領 守護使不入」に中世にタイムスリップした思い。聖域の予感。 応永五年(1398)から明治まで女人禁制のため女性は麓のこの女…

性空上人聖跡

書写山円教寺は「性空上人聖跡 不断法花経転読の霊場」と鎌倉時代の史書『吾妻鏡』に記され、弘安十年(1287)には一遍が訪れて本尊を拝した。『一遍上人絵伝』によると寺の縁起には天人が紅桜の木を礼して「生木の如意輪、能く有情福寿の願を満たす。また往生…

書寫山圓教寺への旅